地歌。手事物。松浦検校作曲。正月の若菜摘みの情景を詠ったものです。 歌の節使いに特徴があり、声明の節使いを取り入れたとも言われています。前歌の最後と後歌最後の旋律とが共通している。
【歌詞】
年はまだ、幾日(いくか)もたたぬささ竹に、 今朝そよさらに春風を、われ知り顔に鶯の、
もも喜びの音を立てて、 うたひ連れ立ち乙女子が、摘むや千歳の初若菜。
若菜摘む手のやさしさに、 梅が枝に囀づる百千鳥(ももちどり)の声添へば、
色さえ、音さえめでたき。
【その他の演奏形式】
二重奏(三絃・箏)~https://youtu.be/0s90J3Re5dY
三重奏(三絃・箏・尺八)~https://youtu.be/MIBahBAM6eA