地歌筝曲。京都手事物。 光崎検校作曲、八重崎検校箏手付。小町伝説に基づく和歌や能の曲名などを綴っています。草紙洗小町、通小町、雨乞小町、関寺小町、卒都婆小町、清水小町、鸚鵡小町の順に歌われます。
【歌詞】
蒔かなくに 何を種とて 浮き草の 波のうねうね 生い繁るらん
草紙洗いも 名にし負う その深草(ふかくさ)の 少将が 百夜(ももよ)通いし
道理(ことわりや)や 日の本なれば 照りもせめ さりとては また天(あめ)が下とは
下行く水の 逢坂の 庵へ心 関寺(せきでら)の
うちも卒塔婆(そとば)も 袖褄(そでづま)を 引く手数多(あまた)の 昔は小町
今は恥ずかし 市原野(いちわらの) 古跡も清き 清水の 大悲の誓い 輝きて (手事)
曇りなき世の 雲の上 在りし昔に 変わらねど 見し玉垂れの 内やゆかしき 内ぞゆかしき
【その他の演奏形式】
二重奏(三絃・尺八)~https://youtu.be/ILlUvCWWB7g
二重奏(三絃・箏)~https://youtu.be/YxZisGcbPuU
三重奏(三絃・箏・尺八)~https://youtu.be/QTa8iKXSjQg