手事物。在原勾当作曲。 一周忌の追善曲として作曲されたものです。在原行平が松風、村雨と別れた故事を歌ったものとも言われています。
【歌詞】
去年(こぞ)の秋、散りし梢はもみぢして、 いま、将(はた)峰に有明の、
月日ばかりを数へても、まつに甲斐なき村時雨、
時しも分かず降るからに、色も褪せつついつしかに、 わが袖のみや変るらん。
鳴く音を添へてきりぎりす、 夜半の枕に告げわある、嵐の末の鐘の声、
結ばぬ夢も覚めやらで、ただしのばるる昔なりけり。
【その他の演奏形式】
二重奏(三絃・尺八)~https://youtu.be/-1noaBw76uM
三重奏(三絃・箏・尺八)~https://youtu.be/GqPCeyJNTdM